web漫画「化け物と少女」について語ります! ~一般人には思い付けないギャグセンス~
1話目から面白すぎる! 予想外の流れ! セリフが無いからこその面白さ!
というわけで、今回はweb漫画「化け物と少女」について語ります。
ニコニコ漫画の作品なので、アカウント持ってない人は読めないのが残念……
http://seiga.nicovideo.jp/comic/32096?track=list
一応、pixivにも投稿されてる様子? でも、pixivもアカウント無いと読めませんね……
https://www.pixiv.net/member_illust.php?id=611135&type=manga
道端に座り込んでいた大きな化物と、小さな女の子が織りなすセリフなし系のギャグマンガ。1話目から衝撃的に面白い。面白すぎる! ここまで爆笑したのは久しぶりです。作者「とみた」さまのセンスと発想力がすごすぎますね。
ニコニコ漫画でも、かなりの高評価。話数に対しての閲覧数・コメント数が多い!
天才のギャグ
ギャグ漫画かつセリフがないので非常に説明しずらい作品。とりあえず作品を読んでください。読めば分かるし、読まないと分かりません。
それでも一応語ってみると、このギャグセンスは天才ですよ。
私の持論として、ギャグ作家には2種類あります。秀才型と、天才型。
秀才型のギャグは一般人でも時間をかければ思いつく内容。一般人が1時間アイディアを練れば思いつけそうな内容を、1分で閃ける。それが秀才型。笑いのネタとしては割と常識の範囲内で、一般人でも少しぐらいは真似できそうな感じ。
これに対して天才型のギャグは、そもそもの発想が違いすぎる。方向性が違いすぎて時間をどれだけかけても考え付かない。
「!?!?」「その発想は無かった!」「この作者の脳内はどうなってるんだ……?」こんな風に思ったことあるのでは。
図にすると、こんなイメージ
そもそもの出発点もゴールも違う。
誤解のないように書いておくと、私は秀才型のギャグを「つまらない」「良くない」と言いたいわけじゃありません。秀才型のほうが正統派で王道だし。良し悪しではなく、2種類あると思ってるだけ。犬と猫みたいなもの。
話が長くなりましたが、この「化物と少女」は天才型のギャグでしょう。少なくとも私は100年考えても、このアイディアにはたどり着けない自信があります(笑)
特に1話と5話のキレはやばい。面白すぎる……やばい。
セリフがないのも良い。やっぱりギャグというと言葉に頼りがちになりますからね。記号とキャラの身振り手振りだけで表現されいるのが、ますます面白くてかわいい。
あとは5話になって作者さまの画力が上がってるのも笑ってしまう。化物くんの質感がパワーアップしてる(笑)
いやー、めっちゃ好きな作品です。化け物のデザインも秀逸、何とも言えない愛嬌。人間キャラの表情もダイナミックで楽しい。